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奥伊勢大台杉を使用したコルク下駄「WA-GETA(和下駄)」~日本文化を残すために~

 

WA-GETA(和下駄) ー下駄×コルク×奥伊勢大台杉ー

みなさんは、下駄に対してどんなイメージをお持ちでしょうか?

着物や浴衣などの和装を着るときしか出番のないもの、儀式や祭典のときに履く、敷居の高いもの……。

 

 

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そんなイメージを覆すべく、ふだん使いできる履物として作ったのが、コルクと奥伊勢大台杉を使った「WA-GETA(和下駄)」です。

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通常は履物のの芯材として使われているコルクをあえて表に出すことで、ジーンズやワンピースなどのふだん着にも合うデザインを実現。履き心地がよく、蒸れない、臭わないといった機能性も備えたコルク和下駄の魅力を伝えたい、との思いでWA-GETA(和下駄)の作成を行いました。

 

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足がよろこぶ履きものを ーWA-GETAの特徴ー

①自然由来の素材がもたらす、肌ざわりのやわらかさ、心地よさ。

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コルクを長年扱ってきたショック人技術、60年以上の歴史の中で蓄積された研究データを下地に、直接人肌に触れる履きものに最適な、丈夫でありながらやわらかいオリジナルコルクを開発しました。

 

②すぐれた断熱性・保湿性による、夏は涼しく、冬はあたたかい温度感。

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外気にかかわらず適温を保つのが、熱伝導の低いコルクの特徴です。建物の床材や敷きマットとして支持されている大きな理由でもあります。

 

③コルクの中の気泡が生み出す、地面を踏みしめたときのクッション性。

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無数にある細胞の中にミクロ単位の気泡が多く含まれているコルクは、いわば「自然のクッション」。軽量で、弾力性にも優れています。

 

④すぐれた吸湿性による、長時間履いてもベタつかない清涼感。

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コルクの中で伸び縮みする気泡が温度を長節し、汗や脂によるベトつきを防ぎます。ずっと履いていたくなるような清涼感、快適性をもたらします。

 

⑤不快な臭いが発生しにくい消臭性。

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長時間履いていても、長年履いても、不快な臭いが発生しにくい消臭性も持ち味のひとつ。コルクが靴の中敷きとして好まれる理由です。

圧縮性、弾力性、耐水性、断熱性といった「自然が生み出したテクノロジー」とも呼べるコルクの魅力をぜひ、直接肌で触れるこの「WA-GETA(和下駄)」を通して感じてください。出かけるために履くのではなく、履くために出かける。そんな選択肢も生まれるような履きものづくりが私たちの目指すところです。

 

あなた好みの、形にかわる ーWA-GETAの特徴ー

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時とともに、履く人の足の形にあった変化を遂げていくのは、空気の含有率が高く、弾力性に富むコルクならでは。履けば履くほどあなた好みの形に変わる和下駄ならきっと、愛着を持って使い続けていただけると思います。

※素材の性質上、左右で色差、柄の違いがあります。また、強い衝撃が加わると、商品に欠けやくぼみが生じることがありますが、いずれも自然由来の製品ならでは。ひとつの味としてお愉しみいただければ幸いです。

 

素材へのこだわり ーWA-GETAの特徴ー

素材となるコルク粒は、世界最大手コルクメーカーであるポルトガルアモリム社から直輸入。地域も限定されている上、樹皮は植樹して20年、また約9年毎の夏にか採取できない、B.D.という最高品質のものだけを選りすぐって仕入れています。

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足への負担を考慮し、鼻緒や前坪に靴擦れ等しにくい素材を使用。足について知り尽くした職人が、一点一点、鼻緒を挿げて(すげて)います。

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すべらないように、靴底にはゴムを張っています。女性には桜の花びらを、男性用には牡丹をかたどるなど、遊び心も取り入れています。

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地域の自然から、ものづくりは生まれる

三重県奥伊勢大台杉ー

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地域の生前を生かして地域を活性化させたい。という思いで、大手住宅メーカーが住宅建材をして利用している地元・三重県の奥伊勢大台杉をソール部分に使用しています。日本一きれない水質だと言われる宮川が流れている大台町。町の林業の歴史は古く、かつて伊勢神社の御杣山(みそまやま)として良質のヒノキを提供していたこともあります。

 

下駄とコルクのマッチング ー下駄とコルクの関係ー

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主に上質な和装履物として使われているコルクですが、意外にも日本での歴史は浅く、使われ始めたのは戦後以降と言われています。地中海性気候を好むコルクガシから作られるコルクは、ワイン栓に代表される西洋文化の象徴です。それぞれの文化を融合させて、下駄は今の形に至っています。

 

コルクの魅力を伝えたくて ーWA-GETAの特徴ー

創業以来、下駄や草履など、和装に合う草履の芯(インソール)づくりに特化してきた私たちのターニングポイントは10年前。経済の冷え込みや人々の和装離れによる需要の減少に危機感を感じたことをきっかけに、自社ブランドづくりに取り組むことにしたのです。

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製品開発に際してあらかじめ決めていたものが、もっぱら影の立役者として支えてきたコルクを「目に見える」ようにすること。おそらく「外から見えない部分だからいいだろう」いう理由でしょう。市場に出回っている安価な和装草履の多くには、コルクに似せた偽物や軽量化した木材が使われています。それはそれでひとつの価値だと思いますが、やっぱりコルクにはコルクにしか出せない良さがある。

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吸湿性や保温性、断熱性、クッション性……。そういった特性を活かして、床のフローリングや靴の中敷きなど、さまざまな方面で活躍するコルクの魅力を多くの人に伝えること。それが、長年、コルクで生きてきた私たちの使命だと思ったのです。

 

日本文化を残すため ーWA-GETAの特徴ー

1953年の創業以来、コルク一筋で事業を行う中で培ってきた技術、そして作り上げてきた設備を生かせば、成功する日はそう遠くはないだろう。そんな希望的観測とは裏腹に、思うように行かない日々が続きました。コルクを表に出すとそのやわらかさが欠点になるため、まったく新しい種類のコルクを開発しなければならなかったのです。

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それから研究開発を続けること5~6年。試行錯誤を繰り返した末、丈夫さと弾力性を併せ持つコルク粒のベストな配合比率にたどり着いてようやく、この商品は完成しました。和装、下駄という日本文化を次代に残していくためにもぜひ、「WA-GETA(和下駄)」を日常の中で使って頂ければ幸いです。f:id:StylishStep:20181213115305p:plain

 

仕様 ーWA-GETAの仕様ー

カラーバリエーションとサイズ

「WA-GETA(和下駄)」は女性5タイプ、男性5タイプ。

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サイズは女性M/L、男性L/XLの2種類ずつ。

女性M:約23.5cm 女性L:約24.5cm

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男性L:約26cm 男性XL:約27cm

 

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ネットショップBASEにて販売中

今回紹介させていただいた「WA-GETA(和下駄)」はネットショップBASE「BARK OF K」にて販売中です。また当社の他の草履・下駄など販売も行っておりますのでよろしければご覧くださいませ。

barkofk.base.shop

 

さいごに ーコルクの可能性ー

BARK OF K JAPANは、1953年の創業以来、和装履物の芯材を製造する呉山コルク工業株式会社の自社ブランドです。日本では活用法があまり知られないコルク。その素材が持つ自然の力を活用した小物やインテリアグッズなどの製品化に挑戦しながら、コルクの可能性を追求していきます。